2018年11月28日水曜日

unity1weekはベテランハンターの夢を見る

unity1weekに参加した皆さま、たいへんお疲れ様でした。


私もなんとかクソゲーを完成させることができました。えらい。がんばったね。あなた、えらい。わたし、えらい。


小規模とはいえ今回初めてゲームを完成までつくることができたのはとても良い経験でした。学ぶ事はとても多く、自分に足りないものも見つかり、次回に繋げるべく云々……テンプレのような文章はここまで。ここからが本当の地獄だ。

作成したゲームの話や学んだことは別の機会にまとめますので、この記事では今の気持ちを正直に書いてみようと思います。ちょっと長いですが、蜘蛛の糸にすがる亡者のような話デス。読まなきゃ良かったと思うかも知れないぞ。



何者かになれると思った有象無象の話


前回の記事で「unity1weekに参加すると、もれなく天下一武道会に初めて参加する田舎出身のモブの気持ちになれます」と書きました。皆さん、そんな気持ちになれましたか?私はかなり近い気持ちになれましたが、実際は違いました。

私は「自分のことを孫悟空だと思いこんでいる一般人のまごごそらさん」の気持ちになっていました。自分を野原ひろしだと思いこんでいる一般人よろしく、自分が本物ではないことを薄々と感じつつも、やっぱり心のどこかで「もしかして私が主人公なのでは?」と思わずにはいられませんでした。


どういうことかと言いますと、自分の作っているゲームがクソゲーだとは思いつつも認めるところまではいかず、ゲームが一斉に公開されるやいなや「この寸前みやこという人のゲームはすごい!」「最高に面白いゲームだ!」「とんでもない新人が現れたようだな」「独創的!えくせれんと!」「みんな一刻もはやく遊ぶべき!」「きゃー、抱いて!いや、抱かせて!」って言われると思ってたんですね。言われたらイイナーと。

これは、宝くじを買って絶対に1億円当たると考えてる人と同じレベルの思考なので、こういう人にこそ現実を思い知らしめてやりたくなりますね。根拠もないし救いようもないので笑うしかありません。えへへ。


現実にゲームが公開され、ふたを開けてみれば当然の結果が待っていました。閲覧数1000はかたいでしょ!という謎の予想は無事100分の1に止まり、心優しいフォロワーさんがプレイしてくださって何とか完全試合は免れたものの、結果はほとんどノーヒットノーランのそれ。私はというと完全にビットコイン大暴落を眺める投資家の顔でした。

どうしてこうなったの……あんなに頑張ったのに……。実際のところ私は睡眠時間を削りに削って平均4時間程度、仕事の時間以外はほぼUnityを触るという、ブラック企業も裸足で逃げ出す一週間でした。25日の公開直前などは、スペースシャトルの発射台にいるかのような緊張に疲労が重なって終始吐きそうでした。ロケットマンとドクターゲロ。この例えは忘れて。



神絵師になりたかった小鹿さん


”ゲーム制作を始めたばっかりで実力も経験もないけど、このunity1weekを足がかりに個人ゲーム開発者としてはばたいてやるぜ。私の名前を世界にとどろかすんだ!日本での知名度は今回のゲームジャムで上がるとして、問題はその次の…。”


あろうことか、生まれたての小鹿はこんなことを考えていたんですね。なるべく謙虚に謙虚にと考えていても、アホなので謎の未来を妄想してしまいます。でも小鹿さん、ちょっとまって。あなた、お絵かきサイトで「こんな下手っぴな絵、よく公開できるわね。中学生かしら?」って思ったことはない?

そりゃありますよー。世の中にはへたっぴな絵がたくさん生まれていますからねー。それがどうしたんです?

その絵は、あなたのゲームよ。

OH,MY,GOD!!
おお、かみよ!


小鹿さん、現実を突きつけられてようやくこの事に気がついてしまいました。絵と同じように、ゲーム制作もそれまでの努力がそのまま戦闘力なのです。全員が7日で作っていると思いきや、人によっては1年と7日だったり、10年と7日だったりします。私の場合は3ヶ月と7日くらいでしょうか。一見同じようにみえたスタートラインも走る早さも、一人ひとりまったく異なるのです。

戦闘力5のゴミがUnityという銃をつかったところで、戦闘力1500のラディッツには絶対にかないません。しかし、一発逆転がありうるかも、と考える。そりゃ本物の孫悟空ならば優勝できるかもしれません。だって孫悟空は努力していますから。でもあなた、サイヤ人じゃなくてただの東北の農家でしょ。そうでした。えへへ。



ゲームジャムはベテランハンターの夢を見る


さあ一斉にゲームを作りましょうと号令が掛かることは、1週間のうちに誰が一番つよいモンスターを狩ることができるか、ということに他なりません。経歴問わず、ハンターなら誰でも参加可能!とうたっているに過ぎないのです。

私がランポスを倒して皮を剥ぎ取っている間に、ディアブロス装備の猛者たちは龍を狩りに行きます。私はランポスの素材を嬉しそうに抱えて、「有名になっちゃったらどうしようと夢想して25日を迎えました。結果並べられたキングサイズのモンスターたち。歴戦のハンター達の作品を前に、私はただランポスの皮を持って震えていました。


兎にも角にもまずは学ぶことだと思った私は、とりあえずゲームジャム参加作品をプレイしまくっています。まだ100本と半分もプレイできてはいませんが、そこかしこにキングサイズのモンスターが…。

↑まだ途中です

どの部活でも新入りが最初にするべきことは球拾いと決まっているのです。なんとか全ゲームをプレイして、次回以降のブログ記事で『わたし的unity1week作品ランキング』を書こうかなと思っておりマス。ちなみに各ゲームのランキングにmiyakoもしくはSZmiyakoと載っていたら私です。



さて、ゲームジャム終了・作品公開の瞬間こそショックを受けた私ですが、べつだん絶望しているわけではなく、むしろ逆境にやる気がほとばしっております。ディアブロス装備のおっかないハンターさんたちも、最初に狩ったモンスターはランポスだったはず。(もしくはジャギィ?)

むしろ早いうちに「新人の作品はPRがないことも相まってまずプレイされない」ということを学べた事はおおきなプラスです。満を持して ”ググるプレイ” や ”いおーえす” 、はたまた ”すてーむ” なんぞに配信したときに1DLすらされない衝撃を先取りできたというべきです。なんというぽじてぃぶ。


大切なのは「作り続けること」であって、ランポスハンターがリオレウスに今すぐ挑戦する必要はありません。戦うたびに技術を覚えて知識を得れば、いつの間にかunity1weekの常連さんのようにリオレウスと対峙していることでしょう。

冷静になってみると私の作ったゲームは、超面白いゲームでもなければ笑っちゃうようなクソゲーでもなく、いかにも普通のゲームという感じ。今回は初心者なりに「締め切り」と「完成度」を目標にしていたので、次があればみんなに遊んでもらえるようなものを目指したいですね。



うまくいったときの妄想ばかりの頭空っぽハンターが私以外にいるのかは分かりませんが、ひとまず思ったことをそのまま書いてみました。誰の役にも立たないような記事ですみません。

unity1weekというものに初めて参加してみて、本当に実りのある体験をさせていただきました。次回またゲームジャムがあるなら、その時にはより良いランポスの皮……じゃなくて火龍の鱗をお目にかけたいものです。


おわり。

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