2019年12月13日金曜日

才凡人応援歌

目標を低く設定することのたいせつさ。


11月から危険信号がでてた眼精疲労がいよいよ極まってきたのと、定期的にくる体調激悪期とが重なって死にそうなので、SNS系のものを全部スマホから削除して、PCも1日20分くらいしか使わないようにしてました。

そんな中でも新しいゲームを作りたいなとか、そろそろ何か制作物を出していかないとなって思うのですが、あんまり思いつめすぎて具合悪くなるほどに…。


精神的にやばい沼にはまりそうだったので一旦すべての事を忘れておとなしく過ごしてます。でもちょっとずつ体調がよくなってきたので思ったことなど。




べつだん最近でもないのですが、ツイッターでよく見かけるのが「ゲーム制作はこうあるべき!」「こういう考え方じゃないとすぐクソゲーにつながって時間の無駄!」とかいろいろ。

私もさんざん自分の思うところをブログで書いたりしてきましたが、こうあるべきっていう事自体は頭では分かっていても、いざ面白いゲームをつくるとなると非常に難しいです。


これだけ「こうするべき!」とか「こうするといい!」とか「こういうテクニックがある!」とかの記事がツイッターで毎日流れてきているのに、面白いゲームを作ってくれる人がなかなか現れません。

さらには「目標を高く持ったほうがよい」だとか「最適解にいち早くたどり着くためには」など意識改革のやくにたちそうな記事までどんどん目に入ってきます。この記事もそんな感じだけど。



私もその例に倣って、例えば『企画はちゃんと頭の中で完成させて頭の中でそのゲームを遊んでみて面白かったらいよいよモックアップの制作がはじまる』みたいなことをしようかなと思ったりしました。

ところが私の理想が高すぎるためか、頭の中で設計してはクソゲー認定して、思いついては却下して…という感じでまったく手作業がはじまりません。


無駄なことをするのは無駄!っていうのは別にディオ様やジョルノ君じゃなくても知ってると思いますが、私はこの無駄を嫌ったために、いつまで経ってもクソゲーすら作れない状態になってしまいました。私の中のディレクターが厳しすぎる。

そんなふうに脳内で持ち込みとボツを繰り返した結果、ゲームの企画を考えようとすると吐き気が伴ってしまうようになりました。最悪です。一番よくないパターン。



いったい何がしたかったんだ私は…。



ってことを考えたんですが、面白いゲームが作りたかっただけなんですよね。別に悪い考えじゃないと思う。

じゃあ何が間違っていたのかというと、「ゲームが作りたい」っていうのは100歩譲っていいとして、「面白い作品」っていう部分が身の丈にあっていないんじゃないかなーと。


これだけ毎日新しいゲームが一流の企業やベテランの個人開発者さんから出ているのに、自分に刺さるゲームはほんの一握りで、面白いゲームはなかなか見つかりません。

だからこそ自分が面白いゲームをつくるのだぜ!っていう思いを開発の動機にすることはとても良いのですが、いつの間にか「面白くないゲームを作るのは自分のやることではない!」っていう気持ちにすり替わっていたような気がします。


そりゃもちろん超おもしろいゲームが作れれば最高ですが、最高以外はだめ!って自分に言い聞かせてたらセルフパワハラになって鬱病一直線ですよ…。やさしい上司を自分の心におくべきだった。

そもそも才能ある人は5歳くらいでゲームを作り始めてハタチの前にデビューするものだと思うので、そうではない自分は凡人だってちゃんと認識して、びびらずにクソゲーを作っていくことが大事だなって思いました。

unity1weekでちょっと褒められて調子に乗ったのがいけませんでしたね…。私なんてあらさーになってからゲーム制作をはじめたUnity2年生の素人だよ…。謙虚さを忘れるとろくな事がありません。


志が高すぎて結局なにも生み出せなかった…というのは一番恥ずかしい気がしますし、そうならないためにも勇気を持ってクソゲーをつくるべきだよねって思います。委員長やりたくないから副委員長やります的な。いや違うかも…?何言ってるかぜんぜんわからん。



真面目な人ほどこういうの思いやすいんじゃないかなと思ったので、そういうこともあるよって感じの記事にしてみた次第です。私もめっちゃ真面目なので。ふだん眼鏡かけてるし。

わたしのフォロワーさんというか、ゲーム制作するひとは真面目な人が多い印象なので、面白いゲームを作れなかったら諦める!とかではなくてもっとゆる~く継続していくのがいいかも、と思ったのでした。


ゲームの完成目標だって「描きたかった絵をゲームに使えた!」とか、「楽しさはさておき雰囲気はめっちゃいい!」とか、「なんだか知らんがとにかくよし!」とか、「何かわからんがくらえッ!」くらいテキトーなものでもいいんじゃないかなと思います。

進捗がないと悩む人も、「今日は2秒くらい企画について考えたぞ!」とか、「Unityを起動してそのまま閉じたぜ!」とかでも褒められるといいなって思います。優しすぎ?


ようするに、よい手法は広まるべきだけど人それぞれのやり方があるので、さいつよ作品の完成ではなくてまずは自分が継続・成長できることを目標に制作していければなっていう感じの記事でした。




才凡人は積極的に自分をゆるしていこうね。

手を動かしているだけで偉いのだから。




おしまい。
 

2 件のコメント:

  1. 私もUnity使いだして人の目のつくところにリリースしだしたのはここ2年ぐらいなので同級生ですね!
    私は面白いゲームを作りたい気持ちよりも、作ってて楽しい気持ちで開発しています 自分の心にワクワクさんを置くことをオススメします!

    返信削除
    返信
    1. Jaolさんコメントありがとうございます。
      アプリのリリースもしているしAIをゲームに組み込んだりもしていて、勝手にすごいベテランの方だと思っていたのでびっくりです!同級生がつよすぎるパターンが多くて毎回びびりまくってます笑

      せっかくゲームづくりと出会えたのに、楽しいを疎かにしたらだめですもんね。Jaolさんを見習って私もワクワクさんをゴロって遊ぼうと思います。切り刻んだりはりつけたりしてにやにやする楽しさを忘れないようにしたいです!

      削除