2018年8月18日土曜日

初心者の個人ゲーム制作、始めてみました

ゲーム制作っておもしろいのでは?


と思ったんですよ。今までの人生、ほとんどゲームしかしてこなかったので、ゲームをプレイした、もしくはゲームを知っているという経験値しか無いわけです。

普通ならいい歳(あらさー)になるころには、たとえ無職であっても「こういう仕事をしてました、資格があります、人脈があるので仕事を紹介~」という流れがあると思います(想像なので違ったらすみません)。ところが私は人に会うとすぐに具合が悪くなるというデバフスキルのせいで、まともに仕事ができた覚えがありません。


しかしこのまま朽ちていくのもどうかと思うので、何か家でできることが無いかと考えてみたのですが、ゲーム制作なんて面白いんじゃないかと思ったんですね。個人ゲーム開発者も増えているようですし、会社が無くともグーグルアップルSteamのプラットフォーム上で動くものを作りさえすればいいわけです。

なにより、ゲームや漫画を24時間365日楽しんでいたダメ社会人系わたくしの手持ちのカードが「ゲーム」しかないことに気が付きました。それならば、その経験を活かさない手はないと思い、個人でのゲーム制作に手を出してみる事にしました。ほかに手が無いともいいますが……ふふふ。

「ゲームを遊ぶのと作るのでは大違いだ」と主張する人も多いと思います。もちろんそのことは十分に分かっているつもりですが、まずは始めてみないことには何も進まないので、私はゲームしかとりえが無い人がゲーム制作を始めてみるのは良いことだと思うのです。


ネット上でぐぐったところ「Unity」というゲーム制作ツールが良さそうだということが判明し、早速DLして使ってみました。RPGツクールWOLFエディターなどのフリーツールもあるようですが、RPGしか作れないのでは未来がないのではないか、と思ったのでUnityを選択しました。私はお話が作りたいわけではなく、「ゲームシステムを一から作ってみたい」と思っていたからです。

今やUnityかUnreal Engineのどちらか、と言われるほど2大ゲーム制作ツールとなっているようです。持っているPCがハイスペックで、リアルな3Dゲームを作りたい!という方はUnreal Engineでもよいかもしれませんね。

ところが、Unityの使い方がまったくわからず、ツールの項目が英語だったため、DLしたことに満足して使うのをやめてしまいました。なんと愚かな人間なのでしょう。捧げる価値もない、人間性の低さがはっきりしてしまっただけでした。3日で飽きるどころかDLしてから10秒で投げ出してしまったのです。


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これが2年くらい前の話。

そして今から半年前にまた「ゲーム作り面白そう! 今ならUnity使いこなせそうかも!」という根拠のない謎の自信が沸きでてきたため、Unityに敗北したことをすっかり忘れ、最新版のUnityをDLして使ってみることにしました。 Unityの日本語化も容易になっているようです。

Unity初心者用の本を購入し、おサルさんでもわかるような内容に苦戦しつつも、なんとか一冊を最後まで作り通すことができました。何年かぶりに、ゲーム以外で「私、天才なのでは?」とすら思いました。教科書の内容をコピペしてUnity上で動かしただけですが……本当に脳みそお花畑ですみません。


ちなみに購入した本は「Unityの教科書 Unity 2020完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座」という本で、かわいいネコが描かれている本です。どこのサイトをみても初心者向けの教科書としておススメされていたので。(実際とても分かりやすくてよかったです)

慣れるまでは思うように作れないことが何度もありましたが、そのおかげでUnityの仕様がだんだん分かってきました。今思えば、チュートリアルの時点で何度も躓いておいてよかったと思います。なぜなら、ゲーム制作において躓くという事は一日に二回も三回もあることだからです。


ゲーム制作に必要なスキルに「躓いたときに解決する能力」があると感じます。これはどんな仕事もそうだと思うのですが、ゲーム制作においては毎日毎時毎分のレベルで問題とエンカウントします。

そのときに本やネット上の知識を使って問題をクリアできるか、ということがゲーム制作で一番必要な能力かもしれない、と素人ながらに思ったのでした。ググることは誰でも出来ますが、ググって問題を解決することには多少の脳みそが必要になります。「私にもまだ脳みそが残っていたんだな」と思いホッとしたのを覚えています。


Unityは素人レベルの制作に限り、ググれば大抵の問題は解決するので、そこがツールとしてのおすすめなポイントだと感じます。基本は本を見てゲームを制作してみて、ちょっと上のものを作りたくなったらネットで検索して調べる、この繰り返しでした。

また小学校の先生もUnityを使ってプログラミングの勉強をしていると最近のニュースで見ました。取っ掛かりが優しいという点でも、Unityを使うのは良い選択だったと今では思っています。


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そして現在。


最初こそ「世の中にあるのはクソゲーばっかり! 私が超面白いゲームをつくってやる!」と思っていましたが、一からゲームを作るとなると、そこらに落ちている1時間で作ったようなフリーゲームさえも神ゲーのように思えてきます。そして楽勝だと思っていた「面白いゲーム」をつくることがどんなに難しいことか。

「面白いゲームを作るはなかなか難しいようだね。しかしわたしが本気を出すまでもない、まずは手ごろなミニゲームをつくるとしよう」

こう思えることができたなら、ゲーム制作者の第一歩目を踏み出したといえるのではないでしょうか。駆け出しの素人が、自分のレベルを理解した時に本当の冒険が始まるのです。私はようやくゲーム開発を始める事に成功しました。



現在製作中のゲームの画面です。
試行錯誤しながら作っているため、この画面どおりにゲームが作られるわけではありませんが、ようやくゲームを作っているような雰囲気になってきました。

この画像を見ている方が「おお、素人にしては頑張ってるな」と思うのか「しょぼすぎて草」と思うのかは分かりませんが、まずは内容如何よりもリリースを目標にしていこうと思います。


私は才能人ではなく、むしろ凡人のなかでも下の下だと思っているため、最初から100万DLされて大金持ち、なんてことには万が一にもならないでしょう(制作の最初のほうにちょっとだけ思っていました)。きっと現在製作中の作品がリリースされたとしても、100どころか50ダウンロードいけば良い方だと思います。

かの有名なアングリーバードは開発元の52作目のゲームだったといいます。プロですら52作目の大当たりの前には、51作もの試行錯誤が存在していたという事です。最初から絶対うまくいくと思って失敗してはモチベも保てません。長い道のりになりそうですが、52作ものゲームを作るつもりで、徐々にゲームの質をアップさせていくのが良いかなと思っています。



また、個人ゲーム制作の仲間が欲しいなとも思っているのですが、持病のパニック障害や自分のスキルの事もあってなかなか積極的になれずにいます。ここ数日「ふりーむ! ゲーム開発仲間募集の掲示板」などをちらちら見ているのですが、シナリオライター募集!だとか、イラストレーター募集!だとか、能力が指定されていることが多いことに気が付きました。

私が「現在持っているスキルはこれです!」と胸を張って言えるようなものは何もなく、少なくともひとつゲームを完成させないと始まらない……実力を示すものがないと募集元も困ってしまうだろう、ということで、もくもくとゲームを作っています。


ちなみに、作っているといってもほぼコピペで、プログラムの勉強などはまったくしていません。 私がゲーム制作において目指している職種はプランナーもしくはレベルデザイナーかな?と思っています。プログラミングが苦手すぎるので、毎日スクリプトを見ては画面と喧嘩しています。プログラマーの方と仲良くなりたいです……まじで……本当に……。

逆に言えばプログラミングが分からなくともゲームはなんとか作れてしまう、ということです。私の場合は2Dゲーム制作ということもあり、「こういう仕様にしたいけどわからん!」→「ぐぐる!」→「コピペで解決!」の繰り返しで何とかなってます。これで大丈夫なのかとも思いますが、正解がわからないのでなんとも言えません。多分大丈夫でしょう。 多分。たぶん……。



何やらとりとめのない内容になってしまいましたが、この記事で何が言いたかったのかというと、「Unityはよいものだ」ということと、「プログラミング経験のない素人どころか、ゲームしかしたことのないダメ社会人でもゲーム制作はできそう」ということです。とにかく開発を始めてみれば意外となんとかなる気がします。「できそう」というところが「できる」に変わらないとだめですね。がんばります。



最後に、個人ゲーム制作を開始するにあたり、たいへんためになったブログ記事を二つほど紹介させていただきます。





このブログの記事を読むくらいなら、上の大先輩たる個人ゲーム開発者の方々のブログに目を通したほうがよほど有意義です。そして各々のゲームも超がつくほど面白い。私も何かしらのゲームを完成させ、それをもとに誰かのためになる記事が書けたらと思うばかりです。


ちなみに私のツイッターはこちら→【寸前みやこ】

同じような個人ゲーム開発初心者の方、あるいは大先輩たるゲーム開発者の方、これからゲーム開発を始めようと思っている方、よければフォローしてくださると嬉しいです。現在わたしのフォロワーさんがまだ2人しかいないので。しかも自動フォロー返しっぽい企業アカウントとbotのみ。 ぜんぜん泣いてませんよ。

※今ではとても多くのフォロワーさんに囲まれるまでになりました。ちゃんと努力を見てくださる方はとても多く、継続は力なりを実感することができました。



最後までお付き合いいただきありがとうございました。

同じく個人でゲームを制作しようと思っている方、楽ではない道のりだと思いますがともに頑張りましょう。ゲームをするのと同じくらい、作るのも楽しいですよー!



おしまい。
 

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